ブラウン管

ブラウン管がなにに用いられるかを知らない人はほとんどないと思う。皆さんが毎晩楽しんでいるテレビ、気象台で台風の存在を捕えるレーダ、実験。研究に用いるオシロスコープなどに使用されているのがこれである。これは真空管と異なって、電気の信号を直接目に見えるよう〔注〕■9T9は品種名でない。外形や寸法からつけた名前である。2-ヱ62章電にしてくれるのであるから、実に便利なものである。2・40図観測用陰極線管光を放出する。けい光体は長い間光っている残光性のもの(長いものは数分。)や、すぐ消えるもの(1000万分の1秒くらい。)などいろいろある。しかし、これだけではけい光面に点がぼつんと光るだけで、図形はなにも見えない。垂直偏向板に正弦波をかけてみると、電子ビームは1本の縦線をえ2・41図は、静電形陰極線管の:ギ予構造を示したものである。熱陰極1曽:醤菫冒乗景:lS霧信撃革罰:御される。格子を通った電子流は、1制御格子および正の高い電圧のか:かった第一陽極、ならびに、さらに高い正の電圧のかかった第二陽極で構成される電子レンズのため、細いビーム状となってけい光面上に集東する。この陰極から第二陽極までの電子ビームを加速集東させる電極を電子命L(electrOngun)という。けい光面には、2・1表のようなけい光体が塗ってあり、電子が当たるとそのエネルギをもらって緑色とか青色の2・1表各種けい光体がくだけである。